ロジカルシンキングを身に付ける

-------------------------------------------------------------------------------------------

 ロジカルシンキングは論理的思考とも言います。筋道をたてて合理的な思考をして、その考えを相手に分かりやすく伝えることです。

 ロジカルシンキングとよく混同される言葉にクリティカルシンキングがあります。これは物事を多角的にみて、合理性を確認することです。しかしこの差を強調するよりは、これらの考え方をしっかり身に付けることの方が大切であると考えます。

 ロジカルシンキング(クリティカルシンキングを含む)を身に付けることができると、以下のようなことが容易になります。

  1. 物事を考えるとき、混乱しません。よくありがちな堂々巡りの議論に陥ることを避けられます。
  2. 意思決定の信頼性が高くなります。また議論が深まります。
  3. 問題解決の有力なツールが手に入ります。問題を解決するということは、問題を正しく分析し、有効な対策案を生み出していくことです。
  4. 聞き手に自分が考えていることを正しく伝えることができるようになります。説得力が増し、また聞き手にとっても理解しやすい話ができるようになります。

 ロジカルシンキングでよく知られているものにMECE(ミッシー)、ロジックツリー、それにピラミッド構造などがありますが、ほかにも役立つ考え方は沢山あります。

 従来から日本にあった論理法に比べると、より実務的であり、使いやすくなっています。演繹法や帰納法をロジカルシンキングとして学び直すと、より正しく、より迅速に、正解に達することができます。

 外国語を話したり、書いたりするときにも、このロジカルシンキングは有効です。話したり、書いたりする内容をこのロジカルシンキングに従って用意すると、外国語にものすごく堪能でなくても、相手には十分あなたの言わんとすることは伝わります。

 ぜひともロジカルシンキングを身に付けてください。